外界から刺激が無くても、本来の脳に内在する自発的な活動をおこなっているネットワークをデフォルト・モード・ネットワークと呼びます。このネットワークは目を閉じてぼんやりとしているときに活動していますが、意識的に集中して課題をこなしているときには、そのための大脳皮質の活動に道をゆずるかたちで、デフォルト・モード・ネットワークの活動は低下します。
私たちの脳の活動は意識的に外に向かって集中してはたらいていることが多いのですが、その一方で内向きにはたらいている脳のネットワークもあり、たがいに脳の活動を一緒に支えています。ところが一方が活動しているときには他方のネットワークの血液の供給が低下するという具合に、めりはりがあるのです。ところが、外に向かってはたらくネットワークの活動が休むことがなくなると、脳の活動にめりはりがなくなるようなのです。そうしますと脳のはたらきは混乱してしまいます。それがさまざまな不定愁訴となって全身にあらわれくると思うのです。鬱の状態ではこうしためりはりがみられないことがわかっています。脳の異なるネットワークの間に、めりはりをつけることが必要だと考えています。
瞑想は、自己を鑑みることで思考や感情をコントロールし、「今ここにある」ことに集中できるようなデフォルト・モード・ネットワークになっているとあります。これをヒントにデフォルト・モード・ネットワークに導く方法を考案しています。
デフォルトモードネットワークについて詳しく知りたい方
http://obahiroshi.jugem.jp/?eid=130
http://obahiroshi.jugem.jp/?eid=131
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ご挨拶|身体呼吸道とは
1978年ころアメリカで頭蓋療法Craniopathyに関心をもってから、それ以来ずっと身体の息吹ともいえる身体内部の圧変動を感じるままに探求してきました。その過程で、日本人的な感性からハラ呼吸を意識するようになり、能の息遣い、居合のハラの据え方などを習いながら、ハラ呼吸のメカニ...
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