2018年1月11日木曜日

【健康を見つけた方々】顎関節症は全身に障害をおよぼします。

顎関節症から自律神経失調になることは全身咬合学会のテーマとなっているほどです。
顎関節の咬む運動は第1-2頸椎を支点としています。したがって頸椎に異常があっても、あるいは歯の噛み合わせに問題があっても、全身に障害を引き起こしてゆきます。歯はたいへん敏感な器官ですから、その違和感にたいへんなストレスとなり心身の変調をきたすことが少なくありません。
頭蓋-顎-頸椎それに土台となる胸郭を一つのまとまりとしてみて、さらに全身的にバランスをはかることが必要です。歯の噛み合わせはなめらかな曲線(アランの咬合円)を描くことが知られています。それが脊柱の前後の彎曲のかたちに影響するようです。機能神経学的に考えてみても、顎関節は頭位のバランスに関わり、姿勢を制御するしくみ(神経機構)にも関与してきますので、咀嚼筋の緊張は頸筋や起立筋の緊張へと関連してきます。実際に咀嚼筋に触れるだけで反射的に頸筋の緊張バランスが変わります。


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ご挨拶|身体呼吸道とは

1978年ころアメリカで頭蓋療法Craniopathyに関心をもってから、それ以来ずっと身体の息吹ともいえる身体内部の圧変動を感じるままに探求してきました。その過程で、日本人的な感性からハラ呼吸を意識するようになり、能の息遣い、居合のハラの据え方などを習いながら、ハラ呼吸のメカニ...