Oさん 主婦(60歳)、三島の穴吹弘毅先生のご紹介でMRIを持参し来院されました。MRI画像ではとくに第4腰椎と第5腰椎の間の椎間板損傷があり、椎体のすべりも見られます。やはり手術ということになるのでしょうが、本人の願いから保存的な療法を希望されていました。数十メートルの距離を歩くのが精一杯で、たいへん痛々しく感じられました。
結合組織の線維を通る流れがつまった感じがありますので、身体のなかの内圧変動を引き出しなかの減圧を試みる施術(身体呼吸療法)を繰り返しました。また、本人が積極的に自分でできることを望まれていましたので、プールで歩くことを勧めました。その甲斐があって、2ヶ月ほどして、休まずに歩けるようになり、家事もできるようになったと喜んでいました。本人の強い意思と努力があってのことと思っています。
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ご挨拶|身体呼吸道とは
1978年ころアメリカで頭蓋療法Craniopathyに関心をもってから、それ以来ずっと身体の息吹ともいえる身体内部の圧変動を感じるままに探求してきました。その過程で、日本人的な感性からハラ呼吸を意識するようになり、能の息遣い、居合のハラの据え方などを習いながら、ハラ呼吸のメカニ...
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1978年ころアメリカで頭蓋療法Craniopathyに関心をもってから、それ以来ずっと身体の息吹ともいえる身体内部の圧変動を感じるままに探求してきました。その過程で、日本人的な感性からハラ呼吸を意識するようになり、能の息遣い、居合のハラの据え方などを習いながら、ハラ呼吸のメカニ...
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外界から刺激が無くても、本来の脳に内在する自発的な活動をおこなっているネットワークをデフォルト・モード・ネットワークと呼びます。このネットワークは目を閉じてぼんやりとしているときに活動していますが、意識的に集中して課題をこなしているときには、そのための大脳皮質の活動に道をゆずるか...
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人間は二足歩行によって飛躍的に進化してきました。重力下で垂直に身体を維持することが特徴です。 欧米では頭が天に引っ張られるような意識で姿勢を保つという身体感があります。クラシックダンスのように空中に高く跳躍する動きを可能にしています。またオペラの発声方法に、頭も共鳴ボックスに...