45歳の男性、岡山ではばひろく活躍している先生、“死にそうなくらいつらく苦しい”とやってこられました。パニック障害に似た強い不安感に陥っていました。
海外からの講師がおこなうセミナーには欠かすことはなく参加され、医学知識やさまざまなテクニックに精通した専門家です。セミナーでテクニックのデモとして施術を受けたりしているうちに、頸に手をそえられただけで苦しくなってしまう状況になったといいます。
本人が納得できるように神経検査から大脳機能のバランスをはかることを前面に出し、身体呼吸療法でとにかく安定した状況を引き出すようにしました。脳の安定したはたらきには、なによりも酸素供給が必要であり、そのために脳そのもの呼吸運動を促進する身体呼吸療法が決め手となりました。
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ご挨拶|身体呼吸道とは
1978年ころアメリカで頭蓋療法Craniopathyに関心をもってから、それ以来ずっと身体の息吹ともいえる身体内部の圧変動を感じるままに探求してきました。その過程で、日本人的な感性からハラ呼吸を意識するようになり、能の息遣い、居合のハラの据え方などを習いながら、ハラ呼吸のメカニ...
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1978年ころアメリカで頭蓋療法Craniopathyに関心をもってから、それ以来ずっと身体の息吹ともいえる身体内部の圧変動を感じるままに探求してきました。その過程で、日本人的な感性からハラ呼吸を意識するようになり、能の息遣い、居合のハラの据え方などを習いながら、ハラ呼吸のメカニ...
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外界から刺激が無くても、本来の脳に内在する自発的な活動をおこなっているネットワークをデフォルト・モード・ネットワークと呼びます。このネットワークは目を閉じてぼんやりとしているときに活動していますが、意識的に集中して課題をこなしているときには、そのための大脳皮質の活動に道をゆずるか...
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人間は二足歩行によって飛躍的に進化してきました。重力下で垂直に身体を維持することが特徴です。 欧米では頭が天に引っ張られるような意識で姿勢を保つという身体感があります。クラシックダンスのように空中に高く跳躍する動きを可能にしています。またオペラの発声方法に、頭も共鳴ボックスに...